窓側の患者
- 2009-12-15(20:56) /
- 日記
ずいぶん前に聞いた話を思い出したので徒然と
ある病院に二人の末期癌患者がいました。
一人は窓側に寝ていて、一人はドア側に寝ていました。
二人とも起きることは出来ませんでしたが、窓側の患者は窓の外を見ることが出来ました。
窓側の患者はもう一人の患者に窓の外の様子を話していました。
「今日は天気がいい」
「外に鳥が飛んでいる」
「月が綺麗だ」
そんな会話があり、死を目の前にしながらも二人は楽しく過ごしていました。
そのうちに、ドア側の患者はある思いを抱くようになりました。
「何故、自分だけが窓の外を見られないのだろうか?」
それからしばらくもたたない日の夜、窓側の患者は発作を起こしました。
ナースコールを押そうともがいているのをドア側の患者は黙って見ていました。
「窓側の患者が死ねば、窓の外の景色を自分で見れる」
と思ったからです。
窓側の患者は次の日の朝に死んでいるのが発見されました。
窓側に移動したドア側の患者が窓の外に見たのは、
隣のビルのコンクリートの壁だった。
という話です。
窓側の患者は実は盲目だった、など諸説ありますが
この話は作者不明のようでいろいろなところで変わってるみたいです。
自分の感想を書くと、解釈の幅が狭まってしまうと思うのであえてここには書きません。
ある病院に二人の末期癌患者がいました。
一人は窓側に寝ていて、一人はドア側に寝ていました。
二人とも起きることは出来ませんでしたが、窓側の患者は窓の外を見ることが出来ました。
窓側の患者はもう一人の患者に窓の外の様子を話していました。
「今日は天気がいい」
「外に鳥が飛んでいる」
「月が綺麗だ」
そんな会話があり、死を目の前にしながらも二人は楽しく過ごしていました。
そのうちに、ドア側の患者はある思いを抱くようになりました。
「何故、自分だけが窓の外を見られないのだろうか?」
それからしばらくもたたない日の夜、窓側の患者は発作を起こしました。
ナースコールを押そうともがいているのをドア側の患者は黙って見ていました。
「窓側の患者が死ねば、窓の外の景色を自分で見れる」
と思ったからです。
窓側の患者は次の日の朝に死んでいるのが発見されました。
窓側に移動したドア側の患者が窓の外に見たのは、
隣のビルのコンクリートの壁だった。
という話です。
窓側の患者は実は盲目だった、など諸説ありますが
この話は作者不明のようでいろいろなところで変わってるみたいです。
自分の感想を書くと、解釈の幅が狭まってしまうと思うのであえてここには書きません。